子供の代表的な病気として“川崎病”というのがあるのはご存じですか?
あまり馴染みのない名前かもしれませんが、もし子供が発症した場合には、早期発見、早期治療が大事になる病気です。
我が家の子供は、4歳のときに発症しましたが、早期発見もあり今は元気に過ごしています!
お子さんを持つ親御さんも、川崎病の症状を知っていれば早期発見に繋がるのではないかと思い、
今回は、その時の記録を残したいと思います。
川崎病とは?症状は?
川崎病(かわさきびょう、英: Kawasaki disease, KD)は、日本の小児科医:川崎富作によって1960年代に発見された[1]、主に乳幼児がかかる発熱性疾患[2](病気)である。突然の高熱が数日続き、目や唇の充血、身体の発疹、手足の発赤(=赤くなること)、首リンパ節の腫脹など様々な症状を惹き起こす[2]。小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(英: MucoCutaneous Lymph-node Syndrome, MCLS)とも言われるが、世界的に「川崎病 (KD)」と呼ばれるのが一般的である。
引用:Wikipedia
原因は分かっておらず、全身の血管に炎症が起こる病気なのだそうです。
主な症状はこちらです☟
これらの症状が5つ出ると川崎病と診断されるそうです。
川崎病そのものもそうですが、もっと怖いのが合併症や後遺症。
冠動脈瘤という後遺症を発症することもあるそうです。
川崎病と診断されるまで
川崎病と診断されるまでは、長い道のりでした。
具合の悪そうな我が子を見ているのは辛かったです。診断されるまでの数日間を記録します。
川崎病の症状 経過
一日目:発熱
38度程の発熱をして、ただの風邪だと思い、保育園はお休みしてかかりつけの小児科へ行きました。診断もただの風邪。いつも通りの処置をしてもらい帰宅。
二日目:熱が下がらない
熱が下がらず、インフルエンザも流行っていたので再び小児科へ。しかしインフルエンザは陰性。
とりあえず様子見ということで帰宅しました。食欲もなくしんどそう。
三日目:首筋が腫れる・湿疹
首筋を触って「ちょっと痛い」という子供。触ると少し腫れていました。
おたふく風邪だったのか!!!と思いまた小児科へ。
やはりおたふく風邪の診断でした。
しかし夜、背中にぶつぶつと湿疹が。「おたふくって湿疹出ないよね?」と思いネットで調べると“川崎病”の症状に似ていることに気づきました。
そういえば目も少し赤いことに気づく。
四日目:入院
朝一で同じ小児科へ。「川崎病ではないか」と相談すると、やはり症状が当てはまるので川崎病の可能性が高いと言われ、大きな病院を紹介されました。
その足で大きな病院へ行き、検査を受け、正式に川崎病と診断されました。
川崎病 即入院、そして治療
診断が下ると、即入院。入院したときには6つの症状がすべて出ていました。
とりあえず治療に関する説明を聞きました。
基本的には10日間ほど入院して点滴をするとのことでした。
そして、歩行禁止。ベッドの上のみでの生活をします。当然、お風呂にもトイレにも行けません。
入院もしたことがなければ、1人で寝たこともない我が子は大泣き。その姿を見て私も大泣き。
一日中付いていてあげたかったのですが、泊まりは禁止とのことだったので、子供を残し帰宅しました。
初めて娘のいない夜を過ごし、当たり前に一緒にご飯を食べてお風呂に入って一緒に寝ることがこんなに幸せなことだったのか・・・と改めて気づきました。
その日は「ちゃんと寝れたかな。」「泣いてないかな」「苦しくないかな」と心配で眠れない夜を過ごしました。
入院期間の過ごし方
入院先の病院では、たとえ親でも面会時間は15時~19時のみという決まり。
職場へ事情を説明し、退院までは14時で早退させてもらえることに。
入院の翌日も出勤し、午前中には病院から治療経過の連絡がありました。
「熱も下がって、湿疹も消えて落ち着いていますよ。」
とても安心しました。泣きながらも看護師さんに付いてもらい寝られたとのことでした。
たった一晩の点滴でここまで良くなるなんて。頭があがりません。
それから毎日、家と職場と病院の往復が始まりました。
毎日会うたびに顔色も良くなり元気になっていきましたが、ベッド上の生活にストレスを感じているようで、情緒不安定になる子供。
夕飯を食べ終わると、面会終了の時間だということに気づいている娘は、その時間が近づくと泣き始めます。
「ママがいないと眠れない。どうしてお家に帰っちゃいけないの?」
私も涙を堪えるのに必死。強くならなきゃ!と心を鬼にして病院を後にする毎日でした。
川崎病 退院
治療の経過も良く、合併症もなく予定より少し早く退院することが出来ました!
退院当日は、看護師さんからメダルを貰って嬉しそうな我が子。
お世話になった先生や看護師さんに笑顔でご挨拶を済ませ、エレベーターに乗り込んだ瞬間、我が子を抱きしめながら「頑張ったね!!!」と言って号泣したのを覚えています。笑
川崎病 退院後の治療
退院後、しばらくは飲み薬を服用します。
血をサラサラにする薬なので、怪我をしないこと。あざをつくらないこと。という注意事項。
それから、インフルエンザにかかると薬が服用できなくなるとのことで、インフルエンザにも注意が必要でした。
保育園の先生には事情を話し、保育園でインフルエンザが出たらすぐに教えてもらうことと、なるべく怪我をしないように見ていていただきました。
その後は、2週間後、1ヶ月後、半年後、1年後と定期検査を行います。
検査内容は、心エコーと心電図で後遺症の有無を検査します。
そして、これからも中学生に上がるまで、1年ごとに定期検査を行います。
来年は、また新しい検査が始まるようでドキドキ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
そんな我が子も今では後遺症もなく元気いっぱい!川崎病は後遺症や合併症がなければ普通に過ごすことができます。
川崎病は、発見してからいかに早く治療に取り掛かるかが大切です。
私も、もし気づかずにおたふく風邪と思い込んだまま過ごしていたら・・・と思うとぞっとします。
少しでも普段の風邪と違う?と思ったら病院に連れて行った方がいいし、お医者さんの診断も100%と思わずによく観察することが大切だと改めて思った出来事でした!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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